どんな習い事でもそうですが、先生選びは大事だなと最近改めて感じています。
これは自分がどこを目指すかによっても変わってきますが。
私が子どもの頃は、「近所にあるから~」とか、そんな理由で習い事の教室が決まり、遠くの先生を探してまで習い事をしている子どもはほとんどいませんでした。
近所でやってみたいことの教室があって通ってみる。
その教室が合わない人は辞めていくという、ただそんな感じだったと思います。
大人になって行動範囲が広がって、ここ2年で特にオンラインでもいろいろな習い事のレッスンがされるようになって、学べる場が本当に広がりました。
教室での対面レッスン、オンラインレッスン、通信添削、LINE添削・・・ペン字もいろいろな方法でいろいろな先生から習うことができるようになったのには驚きます。
ペン字をどんな方法で学ぶのか
私がこれまで経験したことがあるのは、対面、通信での学びです。
どちらがよいかと言えば、対面でのレッスンがやっぱり一番だと思います。
先生が書かれる字を直接見ることができることは大きいです。
その運筆(ペン運び)をたとえ動画で観ることはできても実際に間近で見るのとでは違いはあって。
手元だけではなく先生が書かれている姿、その場の空気感、いろいろなものから得る学びがあります。
通信添削については、これまでオリジナルの教材で指導してくださる先生から習ったり、今は別の先生について字を習い続けています。
通信添削のよいところは、文字での指導ではあるけれど先生の直筆が手元に届くところです。
自分が書いた字の添削と合わせて指導いただいたことを何度も見返すことができるのも、通信の良さだと思います。
通信での学びは、先生によってかなり指導の量や質が変わるのではないかなとも感じます。
私がついている先生は、通信でこれだけの指導が受けられるなんて・・・と感動したくらい、丁寧で分かりやすく、細かく、厳しく指導してくださいます。
字を書くことについての技術と知識、それを人が読んで分かるように説明できるなんて、本当にすごいことです。
あと通信は、先生の指導を受け取る他は一人で練習の日々です。
教室の良さは他の人の字もたくさん観られること、お稽古仲間がいることが励みになったりします。
普段から自学できる人には通信はおすすめです。
私は今の先生に出会って、字をより楽しくより深く学べるようになりました。
「字を習いたい」といっても、
たとえば、
・自分の名前くらいはきれいに書けるようになりたいと思っている人
・すらすらとつづけ字で美しい字を書けるようになりたいと思っている人
この2人を比べても分かるように、目標が違うのでそれによって合う先生も変わってきます。
そして、
・楽しく字を書きたい人
・きれいに書けるようになることはもちろん、字の知識もしっかり身につけたい人
この2人を比べても、それぞれ合う先生は変わってきます。
対面にしても、通信や他の方法にしても、今はHPやブログなどで教室やご自身の考え、書かれた字を発信されている先生が多くいらっしゃるので、じっくり読んで自分に合う先生を選ぶのが一番だと思います。
有名だからとか、人気がありそうだから、といった理由より、自分がどこまで学びたいか、字を学ぶことでどうなりたいかを考えて先生を探せば、きっと自分に合う先生に出会えると思います。
そして、始めてみてやっぱり違ったなと思ったら、別の先生を探していいかもしれません。
違和感を持ったまま学ぶことは先生にも失礼だし、自分のためにもならないからです。
私は幸いこれまでよき師と出会うことができ、ペン字にはまり続けています。
でも今年はムリをしないが目標なので、今日もぼちぼちマイペースでいきます。