数年前、ペン字を改めて習いたいと思い、個人で通信講座をされている先生を見つけ1年半ほどその先生の元でペン字を教わりました。
その時にペンの持ち方についても改めて見直す機会に恵まれた私。
それまでは人差し指に力の入ったすごく癖のある持ち方をしていたので、少し書いただけですぐに手が疲れていたのです。
筆圧もかなり強く、力んだ字を書いていました。
ボールペンと筆ペン、筆記用具によっても持ち方は違いますよね。
ここでは私が実際にボールペンの持ち方を直そうとしてみた話をしてみます。
正しい持ち方を知る
ペン字の本を開くと 、はじめに正しい姿勢やペンの持ち方が写真やイラスト付きで説明されています。
悪い持ち方の例もいくつか書かれてあったりします。
私の以前の持ち方は、まさに悪い例の持ち方でした。
先生についてペン字を習うまでは、正しい持ち方ではないと分かっていながら特に直そうと思わない自分がいました。
それは、変な持ち方でも字は書けるし、それほど困ってはいなかったからです。
特に大人になってからはたとえすごく変な持ち方をしていたとしても誰からも注意はされませんし、自分が意識しないことには正しい持ち方を知ろうとも思わないと思います。
でも、正しい持ち方を知ることで、手や腕への負担が軽くなったり、書くことがより楽しくなるなら、最終的に持ち方を変える変えないに関わらず度は正しい持ち方を知ってみるのも良いと思います。
意識して矯正してみた
正しい持ち方を意識するようになって、実際に持ち方を変えてみて、しばらくはかなりの違和感がありました。
力の入れ具合が分からない。
すぐに以前の持ち方に戻ってしまう。
今までのような字が書けない。
そりゃそうですよね。長年の持ち方の癖がありますから、それを変えるとなると結構大変です。
でもすぐに手が疲れてしまう持ち方を少しでも改善したかったので、 しばらくかなり意識して正しい持ち方で字を書きました。
続けてみた結果
最初認識した時期から半年ほど経った頃から、意識せずに正しい持ち方に近い持ち方ができるようになってきました。
私の場合、持ち方を変えてよかったことは、やっぱり疲れやすさが全然違うということです。あと、指に力が入りすぎていたため全体としての手が動かしにくかったのですが、余分な力が抜けたことで動きが少し滑らかになった気がしました。
意識しないとできない⇒無意識でもできる
ここまで持ってくるには、ある程度時間が必要だということもわかりました。
これは他のことにも活かせるかなと思います。
正しい持ち方が必ずいい?
今の私がペン字の教本のように本当に正しい持ち方ができてるかといえば、やっぱりまだ少し違う持ち方をしてるかも知れません。でも以前と比べると全然違う持ち方。
私の場合は直してみて良かったです。
だからといって、絶対持ち方を矯正した方がよいとは思いません。直すことで今までのような字が書けなくなってしまうこともあるでしょうし、自分が不便を感じていなければいいのかなと思います。
でももし今、ペンの持ち方で書きづらさを感じているのであれば、一度正しい持ち方を知ってみるのもいいかもしれません。持ち方を直すことで、書くのが楽になったり楽しくなるならいいですよね。
試してみる価値はあるかなと思います。