ペン字のマナビ

ペン字の練習を楽しく続けるために私がしていること

私が「ペン字をちゃんと学んでみよう!」と、最初に思ったのは今からかなり前のことです。

結婚後も地元の書道教室に月に一度くらいのペースで通って毛筆は続けていましたが、「日常で使う字こそきれいに書けるようになりたい」と、改めて思ったのがきっかけです。

というのも、結婚後にいろんな手続きで自分の名前を書く機会があったんですね。しかもまだ書き慣れていない組み合わせの名字と下の名前・・・。

で、自分で書いたその字を見て、結構ショックを受けたのです(笑)
「こんなに書けないんだ・・・!」

書道を続けていてある程度毛筆で上手に書けるからといって、ペン字(硬筆)も達筆かというとそうとも限らないと思います。
筆とペンは使い方がまた違うし、私自身のことで言えば書道では漢字を書くことがほとんどでしたから。ひらがなは完全に自己流、今見るとかなり癖のある字でした・・・。

そんな訳で、「日常で書く字をきれいに書けるようになりたい!」と、思った私が、独学で初めてペン字を学んだのがパイロットペン習字通信講座でした。

その後、出産育児でしばらくペン字から離れていましたが、「ペンの光」で気持ち新たにまた学び始めることにしたのでした。

ペン字を独学(通信講座)で始めると、基本自分で自分を励ますことが大事です(笑)
個人的には市販の練習本などを買って完全な独学をするより、通信講座に申し込む方が長く楽しく継続できると思います。

今回はこんな方に向けて、私自身がやってみた(今もしている)「楽しく学び続けるためにしていること」をお伝えします。

・ペン字を始めたばかりの方
・ペン字を始めてはみたけどなかなか練習が続かない人

締め切りをつくる=ペースをつくる

私は今はペンの光という競書誌でペン字を学んでいるので、毎月課題の〆切日が必ずやってきます。

この〆切日は本当にありがたい存在!
これがないと書いても書いてもキリがなく、長く遠い道のりをずーっと終えることができません・・・。

〆切があることで、自然に一区切りつくことができます。
字の学びはこれで終わりというのがないですし、特に全くの独学だとどう学んでいけばいいか、ペースが掴みにくいと思います。

市販の本で独学をするなら、ページや項目ごとに〆切を自分でつくるといいです。
一気にやってしまおうとしまわないで、少しずつでも続けられるペースをつくることが大事です。

テーマを決めて練習=課題を自分でつくる

ペンの光では毎月の課題があるのでそれに取り組むわけですが、それ以外にも自分で練習をしています。

例えば、「ひらがな」だけを徹底して練習したり、 日本ペン習字研究会から出ている本を使って練習したり。

ひらがな、カタカナ、漢数字、都道府県、数字、短い挨拶・・・テーマを自分で決めて区切りを設けて練習すると、ダラダラと書くより「ここまでやろう!」という気持ちにもなれます。

書く機会を自分で増やす=日常の中で実践する

手書きをすることが日常の中で減っているからこそ、とにかく書く機会を自分で増やすことが大事。

私自身は仕事で毎月A4約2枚に手書きで書かせてもらう機会があり、それが大変でもあるけど学びにもなっています。
数年前の字から比べると明らかに上手くなっていると自分でも分かります。昔の字は癖が強くて結構ひどい・・・。

練習だけでなく、せっかく学んでいるのだから実践しないともったいない!ですよね。

・年賀状を出す人は、宛て名は自分で書いてみる。
・仕事でメモをきれいに書く。←これ、まだ意識しないと私はできていません。
・手紙を出してみる。
・手帳に書く字もきれいに。

私はペンの光の筆ペン部の課題を書き始めるまでは、筆ペンを持つ機会は〇〇祝などを書く時くらいしかありませんでした。
たまにしか持たない筆ペン、普段使っていないと書く手も震えます(笑)

筆ペンの課題を毎月練習するようになって、少し前に実際に熨斗袋に筆ペンで書く機会がありました。

そうしたら、書く前の気持ちから全然違うのが自分でも分かりました。

持ち慣れている筆ペンだし、前より書けるようになっていることは自分でも分かっているし、安心して書き始められたのです。

練習を実践で活かせたら嬉しいし、もっと頑張ろうと思えますよ。

誰かに見てもらう=発表の場を自分でつくる

実践することとも重なることですが、自分の書いた字を誰かに見せることは、いい意味で自分へのプレッシャーになります。

「人に見せるならちょっとでも上手な字を!」と、頑張りませんか(笑)

見られることで人はきれいになるとか言ったりしますが、字も同じだなと思います。

私も自分の字をネット上に載せることにはすごく抵抗があったのですが、それもまた勉強と思って載せはじめました。

インスタグラムにも書いた字を上げている方もたくさんいます。
自分より上手な人の字を見ることは勉強にもなるし励みにもなります。

ペン字を続けるにはモチベーションをいかに保つか、楽しみをどう見つけていくか。
自分を励ます方法がたくさんあればあるほど楽しく続けられます♪

私も日々自分を励ましつつ頑張ります!