ペン字のマナビ

独学よりその道のプロに学ぼう

今は靴下を編んでいます。暮らしの中で使えるものを自分で作れるのは喜び。

なぜ、編み物の写真なのかは後ほど・・・。



子どもの頃に通い始めた近所の習字教室。

私の子ども時代は、周りに習字を習っている子が
たくさんいました。
私が習い始めたのは自分から習いたいと言った訳ではなく、
母の勧めからだったと思います。

先生が所属している会が毎月発行している競書誌があって、
その課題を練習して会に提出。
上手くなるにつれ級や段位が上がっていく。
時々その競書誌に作品が写真版で掲載されたりして。
今も競書を使っての学び方は基本変わらないと思います。

今、習字を習っている自分の子どもを見ていると
(私が子どもの頃教わった先生の所へ通っています)、
競書はモチベーション維持にはとてもいいと思います。
級が上がったり、写真版に自分の書いた字が載ったりすると
嬉しいですし、もっと上手くなりたいと思うようになります。
好循環が生まれる訳です。

大人になってもそれはあまり変わらないかなと。
写真版に掲載されたり、先生から評価コメントを紙面上で
いただいたりした時は素直に嬉しい。
まあ、人によっては結果ばかり気になって落ち込んだり、
やる気がなくなったりしてしまうこともあると思いますが。
私もそんな時期がありました・・・。
今は淡々と練習して提出、結果は結果、
と思えるようになりましたが。

ペン字は教室に通わなくても、市販のペン習字の本で
独学することもできます。
ペン習字に関する本は本当にたくさん出ているので。
どれがいいのかを見極めるのは大変そうだなあ
という気もしますが、とにかく学べる本は手に入ります。

よい本で何度もこつこつ繰り返し学べば、
独学でもかなり字は変化すると思います。

ただ、独学だと継続するのがなかなか難しいんですよね。
そして、自分の字を客観的に見ることも案外難しい・・・。
変な癖がついても気づかなかったり、
何か変とは感じてもどこをどう直せばいいのか、
一人で書いているだけだと
この書き方でいいのか悪いのかも分からなくなったり、
どこかで行き詰まる人が多いみたいです。

もし、「ペン字はどうやって学ぶのがいいか」と
人から聞かれたら、私は自分の経験からも
初めから先生について習った方がいいと言います。

競書課題を使って教える先生なのか、
先生自身の字をお手本に教える先生なのか、
いろんな先生がいらっしゃると思います。

気楽に書くことを楽しみたいのか、
普段書ける字をきれいに書けるようになりたいのか、
級や段を取得していきたいのか、
その時の自分の気持ちや目的に合った
先生や教室を選べばいいですよ。

あと大事なことですが、
先生の字、競書のお手本の字、
こんな字が書けるようになりたいなあと感じる
先生について学んだ方がきっと長く続けられます^^

さて、字のことから話は変わりますが、
今、友人と月に一度、編み物教室に通っています。
編み物初心者の私、
先生について一から教わるとやっぱり
安心感があるなと感じていて。
編み図の見方や間違えた時の戻り方、
直し方、きれいに編めるコツなど、
いろいろなことを毎回楽しく教わっています。
何より分からないことを一人悩まなくてもいいので、
より楽しく編めている気がします。

やっぱり何でもその道のプロに教わるのが
楽しいし上達は速いんだな~と、
編み物を通してまた実感しているこの頃です。