ペン字のマナビ

古筆を読む練習

硬筆書写技能検定1級の理論問題に出てくる
古筆を読む問題。

旧字体・書写体、草書に加え古筆を読む・・・
1級は理論問題の壁がすごいです(私の中では)。
実技の練習は、三体に苦戦はしますが
書くこと自体はやっぱり楽しいから
苦にはならないんですよね。

ただ、理論の壁が~とか言ってられないので、
乗り越えられない壁はやってこない!と
自分に言い聞かせて取り組んでいる日々です。

今日は粘葉本和漢朗詠集を読む練習。

仮名はこれまでちゃんと勉強したことはなく、
初めは読めない仮名もたくさんあるし
間違って読んでしまいます。

ひとつひとつ元の漢字が分かる一覧ページで調べて
「ああ、そうか」となったら次へ読み進み、
また分からない字で止まって調べて。
これの繰り返しをしています。

これを何度か繰り返しているうちに
だんだんと間違わなくなってきますし、
同じ変体仮名が結構使われていることにも
気がつきます。

それに読めるようになってくると嬉しくて、
ちょっと楽しいかも・・・。
そんな風に感じてきた自分に気づいて
自分でしめしめと思っています。

試験勉強とはいえ、楽しい方がいい。
だって誰に言われた訳でもなく、
自分がやりたくてやっている訳ですから。

初めはどう手をつけようかと不安だった
古筆を読む問題ですが、
過去問と数冊ある仮名の本を読めるようになることで
対策はかなりできるのではと思っています。

・高野切第一種
・高野切第三種
・関戸本古今集
・粘葉本和漢朗詠集
・伊予切

過去問を見ているとこの辺りから出るようですが、
他の理論問題も含めあまりに覚えることが多いので
限られた時間の中でどこまでやるかは
自分の頭に入りきる量と相談という感じになりそうです。

他に受けた資格試験でもそうでしたが、
まずは過去問でどんな問題が良く出るかを知って
過去問は間違わないようになるまで取り組む。
そしてそれと合わせて追加で知識を入れていくというのが、
限られた勉強時間の中では効率がいいと思っていて。

過去問は何十年分も手に入れている方もいて、
それだけあれば本当にすごいなと思うのですが、
私が今持っているのは10年分くらいでしょうか。

今は他の方の勉強法をネットでも読むこともできるので、
自分の勉強のやり方に、これで大丈夫なのかな~と
不安になったり迷ってしまうこともあるかも知れません。
実際に私も以前はその傾向がありました・・・。

勉強法には人それぞれ合うものがあるので、
参考にさせてもらうことはできても
それが自分にもぴったり合うことはまあないでしょうし、
読んでいるだけでは自分の身にはなりませんよね。

そういうことはある程度までにしておいて、
実際に少しでも過去問を解くなり手と頭を動かす。
失敗しながらでも自分のものにしていく方が
勉強も楽しめる気がしています。