ペン字のマナビ

質と量と時間

書道やペン字をやってきて思うこと。

「継続は力なり」で、こつこつ続けることで字が上達するのはもちろんなんですが、ある時になかなか上達しない、変わらないなと自分で感じる時期がきます。(一回だけではない)

そんな時にどうするか。

私自身、そんな時はこんなことをしていたなと思い出したいくつかを書いてみます。

・短期間に集中して書き倒す。←量を書くことで線に迷いがなくなる

・じっくり一文字ずつ研究して書く。←普段気づけなかったことに気づく

・先生に添削してもらう。←自分で気づかなかったことに気づける

・一時離れてみる。←忘れることも大事。書きたいという気も起きる

一見矛盾しているように思えるものもあるかも知れません。でも何がよかったのかはその時々で違いますし、思い出せないだけで他にもまだあるかも。
普段からやっていることもありますが、ちゃんと意識してやってみる感じです。

私の場合、書道は昇段試験の際に半紙、条幅含め6種類の課題をそれぞれ最低100枚以上という量を短期間に書いていました。提出はその中から一枚だけ。100枚書いたところで書けば書くほど納得できなくて、枚数はどんどん増えていくんですけど・・・。

先生の添削指導、これは普段からずっとしてもらっていました。
教室で他の人が書いたものもたくさん見せていただいて、一緒に先生の話を聴くのもとても勉強になっていました。

あれこれもがいているうちに気づけばある時、自分でも「何か今までと違う。あ、前より少し書けるようになったかも!」と、実感できる時がきたりします。
それがあるから面白く、今まで続けてこられたんだと思います。

書く量と質、それにかける時間。

単純にたくさんすればそれでいいという足し算ではなく、引いたり掛けたりもすることでより効果的な練習ができ、結果、それが上達にもつながるんだと感じています。

これからもこつこつの積み重ね。
興味のない人からすれば、何が楽しいの?と言われそうですが、好きだからしょうがないですね。

書いたものをほとんど写真に残してなくて。
昔のを出してきました。