少し前にこんな本を買ってみました。
手書きと脳の活性化について興味があったからです。
『脳活ペン字実用練習帳』
ペン字練習帳なので練習ページが大半でしたが、
この本によると、脳を若々しく保つ要素、
運動・趣味・好奇心・コミュニケーションに
関連した行動は脳を刺激し、
認知症の予防にも有効だということが
研究を通して分かってきたそうです。
脳の前頭葉(前頭前野が会話や集中力、判断力、
想像力など人間の高度な行動をつかさどっている)の衰えが
認知症の発症にも関係していて、
前頭葉は20代をピークに萎縮し衰えていく。
その衰えをゆるやかにするのに、
書写が大いに役立つと書かれてあります。
確かに運動に関しては書く時は細かい動きですが、
手先をよく使っているとぼけないとか
うちの母も昔よく言ってたような。
書くことが楽しくなれば、もっと知りたい
学びたいと好奇心もより持てそうです。
それが趣味になって、同じ趣味を持つ人たちと
コミュニケーションを楽しんだり、
書くこと自体で言えば、手紙を書くという
コミュニケーションもありますね。
この本では実用的な言葉がいろいろ
練習できるようになっていました。
最後の数ページは県名や時候の挨拶などが
□で穴埋めクイズ形式で書くようになっていたり、
ちょっと面白い本でした。
字を書くことは脳トレになる・・・
そんなことが頭の片隅にあったからか、
今朝出かけた先で見つけたフリーペーパーに、
一日千字(原稿用紙2枚半)の書写をしている
という人の投稿が掲載されていました。
字を書くことに苦手意識がある人も、
字を習うということは一旦置いておいて
好きな文章や歌詞を書写(書き写す)したり、
なぞり書きを楽しむことから始めるなら
気軽に気負わずペンを持てるのではないでしょうか。
最近はSNSでも書写の投稿をよく見かけたりして。
書くことを楽しむ輪が広がって、
そこからペン習字に興味を持つ人も増えたら
また嬉しいことだなと思います。