毎月の競書誌の課題の一つに
筆ペンで書く課題があります。
ペン字の競書を始めるまでは
筆はあっても筆ペンを持つ機会はほぼなく、
のし袋や結婚式など芳名帳を書く時くらい・・・
という感じでした。
小筆とは書いていてもやっぱり違う筆ペン。
筆ペンはナイロン毛なので、回転させる時など
筆とは違う動きをするのかと思いますが、
書きたい時にさっと気軽に使えるのはいいですよね。
私も何種類か筆ペンを持っています。
普段は真ん中の中字ばかり使っています。
つみ穂は先の方にコシがあるので、
初心者の方にも扱いやすいと思います。
すき穂は逆に柔らかいので、
筆ペンに書き慣れて草書をさらさらと
書く時などに向いてそうです。
つみ穂とすき穂、書き比べるとかなり違います。
私が普段使っている中字ですが、
これも同じ中字でも個体差があるようです。
中字だけで、今5本持っているのですが、
書きやすいものとそうでないものがあります。
5本あっても、使うのはほぼ同じ筆ペンという・・・。
なので、1本買ってみて書きづらいなという時は
もう1本買って書き比べるとよいと思います。
初めのうちは書きやすいとはどういうことか
というのも分からないかも知れませんが、
練習をしているうちにきっと手が気づいてきます^^
初めは筆と書く感覚も違って
書きづらかった筆ペンですが、
不必要な緊張はしなくなりましたし、
昔より強弱の加減も手が覚えてきました。
筆を持つ機会は自分で作らないとほぼない時代。
実用としても使う機会は減ってはいますが、
ペンとはまた違った書き心地も楽しめる筆ペンです。
市販で練習帳も手に入りますし、
静かに筆ペンをを持つ時間もおすすめですよ。