読書のキロク

哀愁漂う『ふくろうくん』が好き

子どもにと思って買って読んだら、自分がはまってしまったのがこの本。

『ふくろうくん』アーノルド・ローベル(ミセスこどもの本)

https://amzn.to/2X1D0Vi

ここがいいな、こんなところが好きと思うおすすめポイントを書いてみます。

短いお話が5つ入っていて、寝る前の読み聞かせにちょうどいい

毎晩寝る前に子どもに本を読んでいますが、長すぎると読んでいる私も疲れてしまいます。

『ふくろうくん』には5つのお話が入っていて、順番に続いているお話ではないので、その日の気分に合わせて「今日はこれにしよっか」と、子どもと一緒に選ぶことも多いです。

もし「もう一つ読んで~」とせがまれても、「いいよー」と言える長さなのもいいところ。

大人もクスッと笑えて癒しをもらえるふくろうくんの言葉

ふくろうくんのちょっととぼけたところが魅力です。

でも本人はいたって真面目。
その言葉づかい、訳がとってもいいんでしょうが、思わずクスッと笑ってしまいます。

一人だけど孤独じゃないふくろうくんに励まされる

改めて考えたら、この本にはふくろうくんが一人で話しているところしか出てきません。

独り言・・・とも言えるのかな。

でも一人だけど孤独じゃない。孤独なんだけど、それも大事というか楽しんでいる感じがして、そういうふくろうくんに惹かれます。

ふくろうくんのように淡々と暮らしながら、でも日常のちょっとしたことに疑問を持ったり動いてみたり。そんな小さなことの積み重ねが、人生を味わうっていうことなのかなと。

子どもにだけでなく、大人にもおすすめの一冊です。