ペン字のマナビ

考えなくても勝手に体が動くくらい淡々と継続するだけ

「続ける」ということを考えていた時に思い浮かんだので、私と料理について書いてみます。

もともと料理がそんなに好きではない私 。
得意でない料理も結婚してから10年以上毎日作り続けています。

作り続けるうちに自然に毎日少しずつ味覚が鋭くなったり、味付けに失敗したとしても次また作る時にはその味付けをせずに違う方法を試してみるとか、材料の切り方を変えてみるとか、あまり考えてきた記憶はありませんが毎日何かしら改善をしながら作り続けてきたんだと思います。

得意でないことでも毎日することで、10年以上続けた今では冷蔵庫にあるもので適当に料理を作るようにまでなれるようになりました。
そうやって自分ではどちらかというと苦手意識のあった料理を、技術も心理的にも少~しずつ改善がしてきたんだなあと振り返って感じます。

料理でできたように他のことでも毎日やることを習慣にさえできれば、きっと同じように改善、上達していくことができるはず。

例えば字の練習のことで考えてみると、集中して書く時間を取る日と全く練習ができない日があったりします。
たとえ1日空いただけでも感覚は鈍るのが分かっていながら、いまだにこんな日もあります。

でもご飯作りは今のところ私の仕事。
やらなければいけないことなので淡々と続けられるわけです。
いや、淡々と続けるしかないと言った方がいいのか(笑)

字を書くことは好きなので時間がある時は問題ないのですが、問題は時間がない時です。
正確には時間がないと感じている時です。

時間がない時も字の練習をどうしてもしなければならないものにしてしまうにはどうすればいいか。
でも、好きなことを切羽詰まったものにしていくというのも精神的によい気はしないですよね。

最近読んだ本から“習慣化”が自分の中のキーワードになっているのですが、やっぱり習慣化できるかどうかが鍵なんだと思います。

いつ、どこでやるのかを決める。
それが習慣になるまで、「やらないと何だか落ち着かない」と思えるようになるまで、すぐには成果はでないと理解して淡々と続ける。

私の場合、毎日確実に字を書く時間が取れるのは家族の誰も起きていない朝の時間。
日中は仕事に行ったり、夕方以降は家族と過ごして子どもと一緒に早寝をしています。

結局、朝の時間をいかに自分の時間に使うかということがこれから先の自分がどうなるかとつながってくるんだなと。
整理して見えてくると、改めて大事にしたい朝の時間です。