初めて家計整理の講座を受けた時、家計整理とモノの整理の関係をズバズバッと講師の方から言われた私。
うすうす気づいてはいたけど、モノを持ち過ぎていることに改めて気づかされました。
そして一旦片付けにかなり取り組みました。
結構モノも処分したと思います。
でも、最近また何だか家の中が落ち着かない。
読もうと思っている本をつい積んでしまったり、書道やペン字の紙類が広がると部屋はあっという間にごちゃごちゃになります・・・。
そして前回も断捨離をしようと書いたものの、仕事に家事に毎日あっという間の日々でなかなか取りかかれずにいました。
ただ最近、片付けについてある本をきっかけに何となくそうだと思っていたことがようやくはっきり分かったので(気づくのが遅い私です)、そのことについて書いてみます。
「片付け上手な人の真似をしても片付かない!」
このことがやっと分かりました。
片付け上手な方は読まないでください(笑)
私と同じように片付けで悩むことが多い人に、ひとつの例として参考になれば。
片付けの本をいろいろ読んできた
本を読むのが好きな私。
これまで片付けの本も結構な数読んできました。
有名な『人生がときめく片付けの魔法』、『人生を変える断捨離』はもちろん、整理整頓術が写真で詳しく書かれた本、片付けをして素敵な暮らしをしている方の本、雑誌・・・。
びっくりするくらい、モノを減らす、片付ける、整理収納をテーマにした本ってたくさん出ていますよね。
片付けたいのに本を買ってモノを増やしてはいけないと思い、図書館で借りた本もあります。
図書館にも片付けに関する本はたくさん置いていました。それだけ興味がある人や困っている人が多いということかなとも思います。
本のまねでは片付かなかった
本を読んでいいなと思ったやり方で、実際に片付けもしてみました。
とりあえず一旦全部モノを出す。要る要らないを分ける。
出して、分けて、減らして、しまう。
ときめくときめかねいでモノを減らす。
モノの住所を決める。
要らない紙は玄関で処分。余計なモノは家の中に持ち込まない。
片付けや整理収納の本にはこんなことが書いてあります。
どれもそれぞれ納得できる内容が多くて、「うんうん、そうだよね。こうしたらいいんだよね」と、読む度にやる気になって片付けにとりかかる私。
でも、これがなかなか、同じようにはいかないんですよね・・・。
そして「あ~、この間片付けたはずなのに、何かまたごちゃごちゃしてきたな・・・」。
一旦片付いたとしても、ずっとはその状態を保てなくて落ち込みます。
文章や写真でやり方まで丁寧に教えてもらっているのに、その通りできない自分はダメだなあと思ってしまいます。
そして、“どうしてできないのか”をちゃんと考えずにまた新たな片付け本を読んでみるという(笑)、負のループにはまっていました。
自分に合う片付け方を見つけるのが大事
実は職場でも片付け上手な人がいて、彼女のおかげで作業スペースのごちゃごちゃしたものがすごく整理されて仕事もしやすくなりました。
ただ、「片付け大好き、いつでもきれいに整えたい」という感覚の彼女は、モノを細かく仕舞うのも苦じゃないんですよね。
なので、出し入れするのに3つくらいのアクションが必要でもきっと全然苦ではなく。
でも私は基本大雑把なので、できるだけパッと出せてパッと仕舞えないと面倒になってしまう。
毎回仕舞うという行為が多分続きません。
彼女と自分が違うように、本を書いた人と私は別の人なんだから同じように片付く訳がない。
性格や感覚が違うんだから、そこはもう仕方ないな。
そう思っていた時に、この本に出会って「自分に合うやり方を見つけるのが大事」だと、今さらながら改めて腑に落ちたのでした。
片付け好き!という方やいつでもできる方には、片付けられない人の気持ちが分かる本かなと思います(笑)
『「ちゃんとしなきゃ!」をやめたら 二度と散らからない部屋になりました 』
なぎまゆ
漫画なので読みやすいし、ちょっと笑えて面白く、片付けが苦手な人の気持ちに寄り添ってくれているので読み進めるのも安心感があります。
でも、ちゃんと最後まで片付け終わるまでの大変さもきちんと描かれています。そこも楽しく読めるのが漫画のいいところ。
今まで片付けは「もっとちゃんとしなきゃ!」と、気持ちばかりが焦り、ハードルを勝手にあげて理想を高く持ち過ぎていたんですよね。
片付けは気負わなくてもいいんだとずいぶん楽になったのでした。
試行錯誤はつづく
さて、この漫画を読んだ私はまた少しずつ家の中を整えています。
(ここまで書いてきましたが、そんなにひどい家の中ではないんですよ。念のため(笑))
理想を少し低く設定し、完璧を目指さないことにしました。
何となく雑然とした状態をなくす。
要るモノを要る時にすぐに出せて、簡単に仕舞えて。それを継続できるように。
「簡単に出し入れできるようにする」のが、私が気をつけないといけないポイントだなと思います。
片づけ上手な人の方法じゃない、自分に合った方法を見つけるのが大事。
自分が続けられるようにいかに工夫するか。
先日は本の片付けを一気にしました。
メインの大きい本棚、読みたい本や読みかけの本を置く本棚、図書館から借りてきた本を置く場所をそれぞれちゃんと決めました。
同じ「本」でも、もう少し日々の暮らしの導線に合うようにそれぞれ場所を決めたら、仕舞うのも楽になりました。
それだけでかなり空間も気持ちもスッキリ。
次はこの季節の変わり目に自分と子どもの服をまた見直します。
(夫は服は少ないし、私より几帳面できれいに収納しているので問題なし)
これからは人と比べるのではなく、工夫して自分が楽に続けられる片付けを実践していきたいと思います・・・!